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人生会議に関する条例

                                                  (令和3年2月25日更新)

【大分県の条例】

〇 大分県は、「人生会議」の普及啓発を図るため、

大分県

豊かな人生を送るために「人生会議」の普及啓発を推進する条例

令和2年7月8日公布

令和2年7月8日施行

 を、議員提案により、制定した。

〇 条例は、目的(1条)、定義(2条)、普及啓発の推進等(3条)、人材の育成(4条)、市町村及び関係機関の役割等(5条)の5条から構成されている。理念条例である。

〇 条例の目的は、「県、市町村及び関係機関が連携・協力し、人生会議に関する普及啓発を広く推進することにより、人生会議に対する県民の理解を深めること」(1条)としている。

〇 「人生会議」に関して特に定義規定を置いていないが、前文で「国が普及啓発を進める『人生会議』は、本人が希望する医療やケアなどを受けるために大切にしていることや望んでいること、どこでどのような医療やケアを望むかなどについて、自分自身で前もって考え、家族や友人など周囲の信頼する人たちと何度も話し合い、しっかりと共有する取組である。」としている。

〇 県は、「リーフレットの配布、セミナーの開催等の手段により、広く県民に対して人生会議に関する普及啓発を行うものとする」(3条1項)としているが、その際の留意点として、「人生会議は、本人の主体的な意思によりなされるものであり、取組を行う又は行わないことを強制されるものではないこと」及び「日々の暮らしの中で、誰もが日常的に話し合える環境づくりを進めることが重要であり、知りたくない、考えたくないなど、各人の意思について十分配慮する必要があること」の2点を規定している(2条2項1号及び2号)。

〇 本条例については自治体法務研究2020年冬号CLOSEUP先進・ユニーク条例「大分県豊かな人生を送るために「人生会議」の普及啓発を推進する条例」及び大分県議会HP「豊かな人生を送るために「人生会議」の普及啓発を推進する条例の制定」を、「人生会議」については厚生労働省HP[「人生会議」してみませんか」を参照されたい。

  厚生労働省は、「人生の最終段階における医療・ケアについて、本人が家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合う取り組み」である「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)」の愛称を「人生会議」とするとしている(厚生労働省HP「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の愛称を「人生会議」に決定しました」参照)。




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